Buffer vs Agorapulse:料金・AI・受信トレイを徹底比較!
ソーシャルメディア管理ツールに何を求めるか? もちろん、その答えは「どんな働き方をしているか」によって変わります。Bufferは、クリエイターや小規模ビジネス、代理店など、手頃な価格で柔軟にスケジュール管理やコンテンツ運用をしたい人向けに設計されています。実は私自身、まさにこのタイプのユーザーです。一方のAgorapulseは、大量の受信メッセージをさばいたり、ブランドの言及を監視したり、クライアントや上層部向けのレポートを作成したりする必要があるチーム向けです。11年のマーケター経験を持つ私にとって、こちらもよく知る領域です。
そこで、両ツールを実際にテストしてみました。それぞれのユーザーが本当に必要としているものや、注意すべきポイントは何か、ある程度予想はできていました。それに、私はツールを徹底的に使い込むのが好きなタイプです。「隅々までテストした」と言っても過言ではありません。では、BufferとAgorapulseを徹底比較していきます。
目次
- 一目でわかる比較
- 料金プラン
- スケジュールと公開機能
- 分析とレポート
- 受信トレイとエンゲージメント
- AI機能
- APIとMCP
- 対応プラットフォームと連携
- 使いやすさ
- カスタマーサポート
- それぞれのツールが向いている人
- 簡潔な答え
- よくある質問
- まとめ
一目でわかる比較
| 機能 | Buffer | Agorapulse |
|---|---|---|
| 無料プラン | あり(3チャンネル、各10投稿、AIアシスタント、APIアクセス対応) | なし(30日間トライアル後、有料プランへ) |
| 開始価格 | チャンネルあたり月額$6(Essentials) | ユーザーあたり月額$99(Standard) |
| ユーザー数 | 無料・Essentialsは1名、Teamは無制限 | 各ユーザーごとに課金 |
| ソーシャルプロフィール | 無料は3つ、有料は1つからチャンネル数に応じて拡張 | 10プロフィール(Standard/Professional/Advanced)、Customは無制限。追加プロフィールは1つ$10/月 |
| ソーシャルリスニング | なし | 有料アドオン(すべてのプランで利用可能) |
| 統合受信トレイ | コメントとメンション(全プラン) | コメント、メンション、DM、レビュー、広告コメント |
| AI機能 | コンポーザー、返信提案、インサイト要約を無料プランを含む全プランで提供 | ライティングアシスタントとレポート要約は全プラン、返信提案はCustomプランのみ |
| リンクインバイオ | Shop Grid(有料プラン) | PulseLink in Bio(Professional/Advanced/Custom) |
| 分析 | Insightsを全プランで、詳細レポートは有料プラン | カスタムレポート、AI要約、基本ROIは全プラン、高度なROIはAdvanced以上 |
| API | 全プランで読み書き対応(スケジュール、ツール構築)、MCPあり | Customプランのみ読み取り専用、MCPは全プラン(下書きのみ) |
| 対応プラットフォーム | 12種類(Mastodon含む) | 11種類 |
| 最適なユーザー | クリエイター、個人事業主、小規模ビジネス、代理店、スケジュールとコンテンツに注力したいチーム | 受信トレイ機能を重視し、リスニングをアドオンで追加したいチーム |
料金プラン
Bufferはチャンネル単位、Agorapulseはシート単位で課金されます。2026年時点での月額料金は以下の通りです。
Bufferの料金(月払い)
- 無料プラン: 3チャンネル、各チャンネルあたり10件の予約投稿(随時補充)、1ユーザー、AIアシスタント、APIアクセス、分析、コミュニティ受信トレイ
- Essentials: チャンネルあたり月額$6 — 投稿無制限、1ユーザー、データ書き出し、ハッシュタグ管理、ファーストコメントのスケジュール
- Team: チャンネルあたり月額$12 — 投稿無制限、ユーザー無制限、承認ワークフロー、カスタム権限
有料プランは、接続チャンネル数が増えるほど1チャンネルあたりの価格が下がる段階制です。
Agorapulseの料金(月払い・ユーザー単位)
- Standard: ユーザーあたり月額$99 — 10プロフィール、公開機能、統合受信トレイ、基本レポート
- Professional: ユーザーあたり月額$149 — Standardの全機能に加え、広告コメント管理、Instagramプロダクトタグ、シンプルな承認ワークフロー
- Advanced: ユーザーあたり月額$199 — Professionalの全機能に加え、高度なROIレポート、感情分析、一括スケジュール、投稿キュー、広告レポート
- Custom: カスタム料金 — プロフィール無制限、多段階の承認ワークフロー、AI返信提案、レポート用Open API
すべての有料プランに追加できるアドオンとして、X(旧Twitter)があります。公開のみの場合は$29、公開・受信トレイ・レポートを含む場合は$69(いずれも接続するXプロフィールごと、月額)です。Xを重要なチャネルとして使っているなら、このコストは無視できません。
どのプランでもユーザー数に関係なく10プロフィールまで含まれます(Xはカウントされません)。10件を超えると1件あたり月額$10が追加されます。つまり、ユーザー数とチャンネル数の両方が独立してコストを押し上げる仕組みです。
さらに、Agorapulseはソーシャルリスニング、アドボカシー、競合ベンチマークの有料アドオンを全プランで提供しています。
実際のコスト例
3人チームで8チャンネル(Instagram2、Facebook2、LinkedIn2、TikTok1、X1)、5人代理店で20チャンネル(Xなし)を運用するケースを考えます。
- 3人・8チャンネル: Buffer Teamは月額$96。Agorapulse Professionalは$516($447+X $69)、Advancedは$666($597+X $69)。
- 5人・20チャンネル: Buffer Teamは月額$160。Agorapulse Professionalは$845($745+追加チャンネル$100)、Advancedは$1,095($995+$100)。
3人チームの例では、Professionalと比べてもBufferは月額$420、年間$5,040の節約になります。チーム向け機能(承認ワークフローなど)を備えた最も安いプランでもこれだけの差です。Agorapulseの高度な機能はAdvancedやCustomに限定されているものが多いため、Advancedと比較すると差はさらに広がり、月額$570、年間$6,840になります。
5人代理店の場合、Professionalとの差は月額$685、年間$8,200。Advancedなら月額$935、年間$11,220です。
その価格差に見合う価値があるかどうかは、実際に必要な機能が何かによります。Bufferの承認ワークフローとユーザー無制限のTeamプランで足りるなら、高額なツールを選ぶ必要はないでしょう。
スケジュールと公開機能
BufferとAgorapulseは、どちらも基本的なスケジュール機能を備えています。月表示・週表示のビジュアルカレンダー、ファーストコメントの予約、Xのスレッド投稿、チャンネルごとのコンテンツ調整などです。違いが出るのは、投稿をどれだけ素早く柔軟に予約できるかという点です。
Bufferは、この分野でより自由に動けます。各チャンネルに投稿時間枠を設定したキューを作れます。自分で時間を選ぶか、Bufferのデータサイエンスチームが算出した「各チャンネルに最適な投稿時間」を利用する方法もあります。予約ボタンを押せば、次の空き枠に投稿が入る仕組みです。「いつ投稿すべきか」という悩みから解放されます。
また、一度に大量のコンテンツを予約したい場合、CSVファイルで最大100件の投稿をアップロードしてキューに追加できます(無料プランではチャンネルごとに10件まで)。
一方、Agorapulseでは、投稿キューと一括スケジュールはAdvancedプラン以上でしか使えません。それ以下のプランでは、1件ずつ手動で時間を指定する必要があります。Bufferでは、これらの機能が全プランで利用できます。
Agorapulseの一括スケジュールは、有料プランなら最大200件を一度に処理できます(Bufferの有料プランは100件)。
Agorapulseでキューを使う場合、投稿の下書きを始める前に「キューに入れる」か「特定の日時を指定する」かを決める必要があります。カスタマイズを始めた後に切り替えると編集内容が消えてしまい、最初からやり直しです。Bufferなら、キューと特定日時の間を自由に行き来でき、書いた内容は保持されます。
ただし、Agorapulseには独自の強みもあります。コンポーザー内でInstagramのプロダクトタグを付けたり、ツールから直接Facebook投稿をブーストしたりできます。さらに、チームで再利用したいメディア資産を保存・共有できるコンテンツライブラリも備わっています。
分析とレポート
Bufferの分析機能は「Insights」にまとめられており、全プランで利用できます。アカウントレベル、投稿レベル、フォロワー増加のデータを全プラットフォームで確認できる設計です。
まず全チャンネル表示にすると、ソーシャルメディア全体のパフォーマンスが一目でわかります。全体の傾向、貢献度の高いチャンネル、改善が必要なチャンネル、フォロワー数や投稿数が一覧できます。個別チャンネルにドリルダウンする前に、全体像を把握するのに便利です。
チャンネルレベルでは「週間インサイト」が非常に便利です。何がうまくいっていて、次に何をすべきかが簡潔にまとめられています。特筆すべきは、提案だけで終わらない点です。各インサイトには実行ボタンが付いており、投稿スケジュールの空きを埋めたり、コメント対応をしたりするアクションにワンクリックで移動できます。「今やろう」と「後でやろう」の違いを生む、小さくても重要な機能だと感じました。
有料プランではデータの書き出しも可能です。プレゼン用ならPDF、LLMやカスタムアプリでさらに分析するならCSVかMarkdownが便利です。
BufferはGoogle Analyticsのキャンペーン追跡にも対応しています。チャンネル設定で有効にすると、投稿内のリンクすべてにUTMパラメータが自動付与されます。投稿からのトラフィックをGoogle Analyticsで直接確認できます。
Agorapulseの分析は、どちらかというと生の数値に重点を置き、あらゆる指標を詳細に追跡できます。カスタムレポートをゼロから作ることも、テンプレートから始めてドラッグ&ドロップで必要な指標を追加することも可能です。カスタマイズの幅は非常に広く、チームやクライアントごとにまったく異なるレポートに仕上げられます。
ただし、素早く傾向を把握したい場合には、やや操作が複雑だと感じるかもしれません。
Google Analyticsを接続すると、投稿がもたらすクリックやトラフィックを確認できる基本ROIレポートが得られます。コンバージョンや収益を特定のコンテンツに紐付ける高度なROI版はAdvanced以上で利用できます。Advanced以上では、MetaやLinkedInの広告キャンペーンに関する詳細レポートもツール内で確認できます。
また、オーディエンスの増加、エンゲージメント、インプレッション、リーチ、受信トレイの感情分析など、個別指標についてAI要約を生成できます。Bufferの週間インサイトのように次にやるべきことを提案してくれるわけではありませんが、グラフが示す意味を説明してもらえます。
「次に何をすべきか」を明確に知りたいなら、BufferのInsightsはワンクリックで答えにたどり着けます。一方、ソーシャル活動を収益に結び付けるレポートを提出する必要があるなら、Agorapulseのレポート機能はまさにそのために作られています。
受信トレイとエンゲージメント
Bufferのコミュニティ受信トレイを使えば、チャンネルを行き来せずにオーディエンスと交流できます。Buffer内からコメントやメンションに返信でき、AIによる返信提案が会話をスムーズに進める手助けをします。よく聞かれる質問に対する回答を定型文として保存しておくこともできます。数クリックで返信に挿入できるので、受信トレイの処理がはかどります。保存した返信はチーム全体で共有できるため、一貫したブランドトーンを保つのに役立ちます。
コメントスコア機能は、各チャンネルおよび受信トレイ全体での返信の速さと一貫性を数値化します。どこでエンゲージメントがうまくいっていて、どこに改善が必要かが一目でわかります。これらの機能は、無料プランを含むすべてのプランで利用できます。
Agorapulseの受信トレイは、大量のインバウンドを処理するチーム向けに設計されています。コメント、メンション、DM(Facebook・Instagram・X)、レビュー、さらには有料広告へのコメントまで一元管理できるため、広告費をかけている部分の見落としを防げます。ソーシャルチャンネルをカスタマーサポートとして使っている場合、チーム向け機能の強さが特に実感できます。
定型文の使用、コメントのチームメンバーへの割り当て、対応済みの確認、相手とのやり取りの履歴表示などが可能です。コメントには感情分析(ポジティブ・ネガティブ・ニュートラル)が自動でタグ付けされます。個別メッセージの優先順位付けがしやすく、特定ユーザーの感情の推移を履歴で追えるほか、分析ダッシュボードで全体的な感情傾向も確認できます。さらに、HubSpotやSalesforceとの同期に対応しており、有望な会話をCRMのリードとして記録できます。
ルールベースの自動モデレーションを設定すれば、ある程度の規模でモデレーションを行っている場合に大きな時間節約になります。カスタム受信トレイを作ってフィルターやルールを設定し、チームメンバーごとに必要なプロフィールとメッセージだけを表示させることも可能です。
ただし、これらの機能の多くは上位プランに限定されます。カスタム受信トレイ、メッセージの割り当て、重複対応を防ぐ衝突検出はProfessional以上。定型文とメッセージの感情分析はAdvanced以上です。AI返信提案、高度なモデレーションルール、CRM連携はCustomプラン限定です。
DM、レビュー、広告コメントを大量に処理するチームにとって、Agorapulseの受信トレイは高コストながら強力なツールです。コメントやメンションへの対応をしっかり行いたいクリエイターやチームには、Bufferのシンプルさが最初から大きなアドバンテージになります。
AI機能
BufferもAgorapulseもAI機能を備えていますが、利用できるプランに大きな違いがあります。
BufferのAIアシスタントはコンポーザー内にあり、投稿文の下書き作成、アイデア生成、チャンネルごとのコンテンツリパーパス、画像の代替テキスト作成などを支援します。コミュニティ受信トレイではAIによる返信提案が使え、返信をゼロから書く必要がありません。InsightsではAIがパフォーマンスデータを分析し、「好調だった投稿を再投稿する」「パフォーマンスの良いコンテンツ形式を強化する」「オーディエンスへのエンゲージメントを増やす」など具体的な提案を示してくれます。グラフを読み解いて自分で次のアクションを考える手間が省けます。
BufferのAIコンテンツ生成機能は、無料プランを含むすべてのプランで無制限です。クレジット上限はありません(AI返信のみ、無料プランは週5件まで)。
AgorapulseのAIライティングアシスタントもコンポーザーで利用できます。下書きやプロンプトを入れてトーンや長さを調整すれば、コピーを書いたり編集したりしてくれます。ハッシュタグの提案や画像の代替テキスト作成にも使えます。
受信トレイでは、スマート返信が過去3か月の会話履歴を基に返信文を提案します。また、分析でのAI要約はデータを平易な言葉で説明してくれます。
実用的な違いは「機能の有無」ではなく「アクセスできるプラン」です。Bufferは無料プランを含むすべてのプランでAIを提供しています。Agorapulseには無料プランがなく、AI返信提案はCustomプラン限定です。
Agorapulseは「Archie」という別のAIコンテンツ制作スタジオも提供しています。長文コンテンツを大規模にリパーパスするためのもので、個別の投稿を磨くというより、既存のブログ記事やPDFから大量のコンテンツを作りたいブランドに向いています。現在はベータ版でウェイトリストがありますが、筆者はまだテストできていません。
APIとMCP
AI機能と同様、BufferとAgorapulseはどちらも公開APIとMCPを提供していますが、アクセス範囲とできることが異なります。
BufferのAPIは、無料プランを含むすべてのプランで利用可能です。プランに応じて生成できるキー数とリクエスト上限が決まりますが、フルアクセスの読み書きAPIです。Bufferのキューに直接コンテンツをスケジュールしたり、データを取り出したり、独自ツールを構築したりできます。Bufferユーザーはすでに、AIデザインワークスペースと連携してBufferにログインせずにデザインをソーシャルプラットフォームへ共有するような、興味深い統合を作り上げています。
APIは開発者でなくても使えます。筆者もまったくの非エンジニアですが、LinkedIn運用に役立つ2つのワークフローを自作しました。
Bufferが提供するMCPは、Claude、ChatGPT、Perplexity、Cursor、Raycastなど、日常的に使うツールと連携します。MCPも読み書き対応なので、これらのツール内から直接投稿を作成・予約できます。
一方、AgorapulseのOpen APIは読み取り専用で、オーディエンス・コンテンツ・エンゲージメントデータを外部の分析ツールやBIツールに書き出すために設計されています。スケジュールやコンテンツ・下書きを操作するAPIはありません。しかもCustomプラン限定のため、最上位プランを使わなければアクセスできません。
AgorapulseにもMCPがあり、Claude、ChatGPT、Microsoft Copilotと連携します。下書き投稿の作成、分析の取得、組織・ワークスペースデータの表示はできますが、公開やスケジュールはできません。MCPで作成した下書きは、Agorapulse内で改めてスケジュールする必要があります。
対応プラットフォームと連携
Bufferは12種類、Agorapulseは11種類のプラットフォームに対応しています。重複は多いですが、唯一の違いはMastodonです。Bufferは対応、Agorapulseは未対応です。
| プラットフォーム | Buffer | Agorapulse |
|---|---|---|
| ✅ | ✅ | |
| ✅(パーソナル・クリエイター・ビジネス) | ✅(クリエイター・ビジネスのみ) | |
| ✅ | ✅ | |
| X(旧Twitter) | ✅ | ✅(有料アドオン) |
| ✅ | ✅ | |
| TikTok | ✅ | ✅ |
| YouTube | ✅(Shorts含む) | ✅(Shortsのみ) |
| Threads | ✅ | ✅ |
| Bluesky | ✅ | ✅ |
| Mastodon | ✅ | ❌ |
| Googleビジネスプロフィール | ✅ | ✅ |
| Instagramリンクインバイオ | ✅ Shop Grid(有料) | ✅ PulseLink in Bio(Professional以上) |
| プラットフォーム総数 | 12 | 11 |
Mastodon以外は、ほぼ同じ主要ネットワークをカバーしています。AgorapulseはSlack、HubSpot、Looker Studio(旧Data Studio)との連携があり、BufferはDropbox、Unsplash、Zapierなどと連携します。
使いやすさ
これまで数多くのソーシャルメディア管理ツールをテストしてきましたが、Bufferほど操作が簡単なものには出会ったことがありません。お世辞ではなく、本当にそう思います。
Bufferは、設定から投稿開始までが非常にスムーズです。チャンネルを接続し、投稿スケジュールを設定し、コンテンツを作成するまで、登録から数分で完了します。操作を覚えるのに時間はかかりません。カスタムビューを作成してブックマークすると、ワンクリックでアクセスできます。Insightsで過去90日間のデータを見たい場合も、日付範囲を設定して比較期間を追加し、ブックマークアイコンをクリックするだけ。毎回フィルターを設定し直す必要がなくなります。
Agorapulseには、最初からそれなりの学習コストが求められます。名前や電話番号、ソーシャルプロフィール数、担当者数、既存ツールの有無、組織名、カテゴリ、規模などを尋ねる多段階のオンボーディングがあります。電話番号は必須項目ですが、二段階認証が必須でないのに、なぜ必要なのかは明確ではありません。
Agorapulseのインターフェースは、受信トレイの自動化ルール、リスニング検索、承認チェーン、レポート設定など、ツールの全機能を反映しており、その分、操作を覚えるのに時間がかかります。Agorapulseが提供する機能の大半を使う予定のチームなら、その学習曲線は価値があります。しかし、コンテンツを素早く作成し、オーディエンスとの関係構築に注力したいチームには、必要以上に複雑に感じられるかもしれません。
Bufferは、とにかくすぐに作業を始められます。Agorapulseの追加設定や機能の多さが気になるかどうかは、実際にどの機能を使う予定かによって決まります。
カスタマーサポート
BufferとAgorapulseはどちらも詳細なナレッジベースを提供しています。そこから先が少し異なります。
Bufferのメールサポートは、無料プランを含むすべてのプランで利用可能です。全顧客を対象に、初回応答までの目標時間は約2時間。グローバルチームなので、週末を含めて常時対応しています。また、Discordコミュニティ内のサポートチャンネルでも質問に回答しています。
さらに、ナレッジベースにはAIが組み込まれており、自然言語で質問すると、具体的な回答を得られます。ドキュメントを探し回らなくても済むので、ニッチな質問に役立ちます。
Agorapulseも24時間365日のメールサポートを提供していますが、応答時間はプランによって異なります。Standardは6時間未満、Professionalは2時間未満、Advancedは1時間未満、Customは30分未満です。ライブチャットはProfessional以上で利用できます。Customプランでは、専任のカスタマーサクセスマネージャーとオンボーディング支援が付いてきます。
どちらが速いかは、比較するAgorapulseのプラン次第です。Bufferの2時間目標は、AgorapulseのエントリープランであるStandardより優れていますが、AdvancedやCustomはBufferの目標を上回ります(ただし価格も高い)。
それぞれのツールが向いている人
クリエイター&個人事業主
Bufferを選びましょう。期限なしの無料プラン、上限なしのAIアシスタント、API・MCPアクセスを利用でき、開始するのにクレジットカードは不要です。さらに必要なら、Essentialsプランがチャンネルあたり月額$6です。Agorapulseは最安でもユーザーあたり月額$99。3~4チャンネルを1人で運用するには高すぎる数字です。
小規模ビジネス&成長チーム
Bufferを選びましょう。ただし、すでに受信トレイがパンク状態なら別です。Teamプランはチャンネルあたり月額$12の定額でユーザー無制限。5人チームで8チャンネルを運用しても月額$96です。同じチームがAgorapulseのStandardプランを使うと、月額$495になります。この価格差を埋める価値があるのは、DM・レビュー・広告コメントが大量に来ていて、Bufferのエンゲージメント中心の受信トレイでは捌ききれないと実感している場合だけでしょう。
中堅企業&代理店
「何が業務の中心か」によります。統合受信トレイとクライアント向けレポートが仕事の核であれば、Agorapulseはまさにそのために作られています。ユーザーあたり月額$149〜$199が予算に合うなら有力な選択肢です。リスニングも有料アドオンで追加できるので、必要な場合は予算項目として別途計上しましょう。一方、業務の中心がスケジュール、分析、社内コラボレーションで、受信トレイの負荷がそれほど高くない場合は、BufferのTeamプランがはるかに低コストで対応できます。
エンタープライズチーム
どちらのツールも、エンタープライズ規模に特化して設計されているわけではありません。AgorapulseのCustomプランは、プロフィール無制限と専任カスタマーサクセスマネージャーを備えており、より近いと言えます。しかし、エンタープライズ向けソーシャル運用プラットフォームを検討しているなら、両ツールをそのカテゴリと直接比較するのが良いでしょう。Bufferはエンタープライズ向けプラットフォームを目指していません。これは意図的な選択です。
簡潔な答え
BufferとAgorapulseは、異なる問いに答えています。Bufferは「手頃な価格で素早くコンテンツをスケジュールし、関係を構築するにはどうすればいいか」。Agorapulseは「大規模なソーシャルインバウンドを管理し、ソーシャル活動のROIを証明するにはどうすればいいか」です。
もし本当に必要なものが統合受信トレイとクライアントに渡せるレポートなら、Agorapulseのシート単位の料金は、その特定の機能を買うためのコストです。仕事の中心がスケジュール、コンテンツ、エンゲージメント、チームコラボレーションなら、Bufferはチャンネルあたり月額$6から始められます。始めたばかりなら無料プランもあります。
よくある質問
AgorapulseからBufferに乗り換えられますか?
はい。チャンネルを接続して投稿時間を設定すれば、数分以内にスケジュールを始められます。BufferにはAgorapulseからの予約投稿をインポートする機能はありませんが、すぐに新しいコンテンツを作成できます。一部のチャンネルでは、チャンネル側が許可していれば過去の投稿や分析データを遡って取得できます。
Agorapulseには無料プランがありますか?
いいえ。Agorapulseに無料プランはありません。有料プラン(ユーザーあたり月額$99から)を契約する前に、30日間の無料トライアルを利用できます。Bufferの無料プランは、3チャンネル・各10投稿を無料で無期限に使えます。
Bufferは代理店やチームに向いていますか?
スケジュールとコラボレーションが中心の代理店なら、はい。Teamプランはチャンネルあたり月額$12でユーザー無制限、承認ワークフロー、カスタムアクセス権限が含まれます。5人代理店で10チャンネルを運用しても、月額合計$120です。代理店の業務の中心がクライアントアカウントの統合受信トレイや広告管理なら、Agorapulseのシート単位プラン(ユーザーあたり月額$149~)の方が直接的に向いています。
どちらの分析機能が優れていますか?
目的によります。Buffer Insightsは、チャンネルパフォーマンス、投稿パフォーマンス、フォロワー増加、すぐに実行できる週間インサイトに加え、全投稿への無料Google Analyticsトラッキングを提供します。Agorapulseのレポートはカスタマイズ性が高く、ゼロから作ることもテンプレートから作ることもでき、有料プランではより深いROI追跡が可能です。日々の投稿判断にはBufferの方が速く、収益に結び付く正式なレポートにはAgorapulseの方が向いています。
ソーシャルリスニング機能はありますか?
Bufferにはソーシャルリスニング機能はありません。Agorapulseにはあり、すべてのプランで有料アドオンとして利用できます。
それぞれどのソーシャルメディアプラットフォームに対応していますか?
Bufferは12種類、Agorapulseは11種類に対応しています。唯一の違いはMastodonで、Bufferのみ対応しています。
まとめ
- Bufferは無料プランが無期限で利用でき、3チャンネル・各10投稿・AIアシスタント・APIアクセスを備えています。Agorapulseには無料プランがなく、30日間トライアル後の有料プラン開始価格はユーザーあたり月額$99です(Xは有料アドオン)。
- Bufferは接続チャンネル数、Agorapulseはユーザー数で課金されます。Bufferはチャンネルあたり月額$6から。Agorapulseはユーザーあたり月額$99から。5チャンネルを1人で運用する場合、BufferのEssentialsは月額$30、AgorapulseのStandardは月額$99(チャンネル数は問わず、Xは別途)。
- BufferのTeamプラン(チャンネルあたり月額$12)はユーザー無制限です。Agorapulseはどのプランでもユーザーごとに課金されるため、2人でStandardを利用すると月額約$198になります。
- Agorapulseの受信トレイは、コメント、メンション、DM、レビュー、広告コメントを一元管理できます。Bufferのコミュニティ受信トレイは、コメントとメンションの返信に対応していますが、DMやレビューは対象外です。
- ソーシャルリスニングと競合ベンチマークはAgorapulseの有料アドオンとして提供されており、Bufferにはありません。
- AI機能は両社ともありますが、Bufferは無料プランを含む全プランでAI機能を利用できます。AgorapulseのAI返信提案はCustomプランのみです。
- BufferはMastodonを含む12のプラットフォームに対応。Agorapulseは11で、Xは有料アドオンです。